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さまざまな角度から難易度を分析しよう

【合格率はほぼ10%以下!難易度は高いといえます】

では、次に行政書士の難易度についてお話しましょう。難易度を測定する基準としては、合格率や標準学習時間などがあります。
その判定基準をもとに行政書士の難易度を分析してみました。

合格率
年度 受験者数 合格者数 合格率
平成21年度 67,348人 6,095人 9.05%
平成20年度 63,907人 4,133人 6.47%
平成19年度 65,157人 5,631人 8.64%
平成18年度 70,713人 3,385人 4.79%
平成17年度 74,762人 1,961人 2.62%
平成16年度 78,683人 4,196人 5.33%
平成15年度 81,242人 2,345人 2.89%
平成14年度 67,040人 12,894人 19.23%
平成13年度 61,065人 6,691人 10.96%
平成12年度 44,446人 3,558人 8.01%

過去10年の合格率を見ると、上は19.23%、下は2.62%とかなりの差があります。行政書士試験は受験資格がなく、いわゆる士業と呼ばれる資格(弁護士や税理士など)の中では難易度が低いため、気軽に受験できる資格であるといえます。そのため「しっかりと試験勉強してきた人」、「そこそこ勉強してきた人」、「少し勉強してきた人」など、受験生の個々のレベルの差が激しいのです。
私からすると、この合格率ほどは難しくはないというのが印象です。間違っても司法書士並みの2%台のレベルではないことはたしかですね。

標準学習時間
標準学習時間とは、何時間学習すれば合格できるのか、という目安です。
行政書士は、一般的に約650時間といわれています。1日に2時間勉強するとしたら、約1年かかるということです。しかしこれは、通信講座や資格スクールなどを利用して、効率良く学習した場合の話。独学では到底無理でしょうね。
なぜ、無理なのか、については次の■学習法を選ぶコツを参考にしてください。
ちなみに、司法書士は約1,000時間、社会保険労務士は約800時間、宅建は約350時間といわれています。

以上の点から、行政書士の難易度は高い方だと考えられます。受験生の中には約6カ月で取得した人もいれば、5年経っても合格できない人もいます。少なくとも、宅建や簿記とはレベルは違うと考えた方がよいですね。
また、行政書士は法律を覚えなくてはいけないため、法学部出身であれば有利ですし、逆に法律初学者の場合は、それだけ時間がかかるといえそうです。